庭の大手術・・1
家の玄関脇には・・30年以上になる大きな『金木犀』がある。季節になるといい香りが漂ってきて・・まあまあの物だった。だが、この2―3年花はさかず、枯葉が目立つ。
6月末から・・時々大量の虫まで落ちてきた。木の下に、自転車を置けないほどだった。木が病気か、虫に冒されたと思ったが・・2階までとどきそうな木・・消毒薬も届かないだろうと思うし、どうしていいかわからない。一人暮らしなので、こまりはてていた。7月末のある日・・『地下足袋』を履いた植木屋の叔父さんが・・顔を出した。
『ひでぇ・・庭だね。じいちゃんが、悲しむよ』などというのだ。『爺ちゃん【父】を知っているの?』【あぁ・・声のおっきな よく物知りだった、何時亡くなったね?】などという。父が亡くなって・・もう9年なので・・・びっくり。だが父が生前・・この庭を この植木屋さんにたのんでいたのだろう。
前この庭を やった【手入れ】したから・・みてられないんだ。木をしばらく剪定だけでなんにもしていないから木のえだが絡んで窒息しているし、他の木ともからんで虫の巣になっている・・・一本は枯れてるよ、抜かなくちゃあ。 などなど【厳しい真実】をいう。私が。ほうりっぱなしなのも・・・無知なのも知っているのだ。
私は始めて見る【植木屋さん】なので・・・ちょっと・・考えてしまった。だが、虫が落ちてくるのも、一年中枯れ枝が出ているのも、事実。庭に、雑草だらけで蔦が・・絡まっているのも事実・・どうにも出来ないのも自実。
父がかって信頼して・・たのんだ植木屋さん・・昔自分がやったから・・と言う言葉。 価格を聞くと、ちょっと高いので躊躇しかし・・家の周りすべての条件でたのむ事にした。
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